んぼ通信 第二号

田んぼ通信 第二号

#田んぼ通信 第二号

彼女はまた、旅立つ。

今回は、留守の間に彼女の大切な子どもを預かることになった。食べすぎた幼子ほどの大きさに育った、サンセベリアだ。指を葉に沿わせ、湿らせた布でその碧緑の腕を拭く。植物は健康で、生き生きとして、その上にきちんと掛けられた江戸時代の火消しの木版画の下端に、葉先がそっと触れるほど背が高い。

彼女が恋しい。まだ行っていないのに、もう恋しい。彼女は今週末、また街を去る。次にいつ会えるのか、わからない。ただ繋がりを断つ時間が必要なのだと、彼女は言った。わかっている。でも、本当に?気づけば涙で葉を濡らしていた。その腕が頭をそっと包む——まるで赤ん坊を静かにあやすように。

彼女の手を握って、口づけをしたい。ただそれだけを、どれほど強く望んでいるか。鞘に収めた彼女の微笑み。閉じたまぶたの奥に、幾重にも重なった疲れた生が、静かに横たわっている。

彼女にいてほしい。
一緒に行きたい。
彼女に幸せでいてほしい。
彼女が欲しい。

世界を手にする資格があると、彼女は言った。でも、私が望むすべてが、彼女を私の世界にすることだったなら?

望みはいつ、必要へと変わるのだろう。

サンセベリアが、私をあやしている。

タバコをやめると、約束した。

ポールの中国煙草が、天にも恥じるように燃えている。

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